事業理念

概要

新型コロナウイルスの感染拡大により、自分や家族を取り巻く環境が大きく変化しました。

  「雇用が不安定になった」
  「在宅勤務にシフトしたことで、人と会うことが減り、孤独を感じやすくなった」
  「自粛期間による外出制限で人に会えない」

というような、先行きの見えない生活への不安やストレスを抱える方が増えました。中でも大きな影響を受けているのが、社会的に弱い立場にある方々です。

コロナ禍以前からも地域には色々な悩みが存在しています。中でも家族に関する問題は大きく、DVや家計、またそれに関連した悩みは親から子に受け継がれてしまうことも多く、長年にわたって解決すべき問題になっています。

コロナ禍が長引いている中、貧困世帯やひとり親世帯方々から、日々の衣食住が危ぶまれたり、話を聞いてもらえる相手がいなかったりと、彼、彼女たちの窮状が多く寄せられています。「リバちぃ」は、「リバティ(Liberty:自由)+地域」という意味で、地域で困っている方々がそれぞれの悩みから解放されるようにと、願いを込めて立ち上げました。

地域を長年悩ませている家庭問題の世代間の負の連鎖を断ち切ることを目的に、利用される親御さん、子どもたちどちらも、希望に満ちて輝けるように応援します。「一人ひとりが高価で尊い(たっとい)存在である」というJワールドの理念のもと、「リバちぃ」は

  • 親御さんのための相談場所を開設し、抱える悩みの解決の一助となること
  • 小学生から高校生までの子どもたちのための、周りと交流しながら自立する力を養う居場所を作ること
  • 子どもたち自らが、家事、運動、学習といった基本的生活習慣を身につけること

を実現していきます。「リバちぃ」は休眠預金活用『新型コロナウイルス対応緊急支援助成』による、ちばのWA地域づくり基金が実施する「地域連携型アフターコロナ事業構築」の助成金を利用して実施しています。Jワールドは新松戸近辺の学校や松戸市役所と信頼関係を構築しており、さらに行政の各機関や主任児童委員の方々とも密に連携して、地域一体となって、問題の解決に取り組んでいきます。

「リバちぃ」事業実施の背景

外出自粛や経済活動の停滞により、ひとり親世帯の親子だけでは対応しきれないような苦しい立場に立たされている状況があります。千葉県松戸市では、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛要請解除後に、Jワールドが松戸市からの委託で運営する中高生居場所づくり事業を必要とする子どもたちが急増しました。支援を必要とする子どもたちの多くが、ひとり親・貧困世帯のお子さんであることが近隣の学校関係者へのインタビューから分かってきました。コロナ禍により先行きが不透明な今だからこそ、一刻も早く、そして継続的な支援が必要だという強い想いから、「リバちぃ」を立ち上げようと決めました。

なぜ、我々の活動なのか

ひとり親・貧困世帯への支援を考える前に、支援を必要とする方々と手を差し伸べる方々のあるべき関係性を考えることを大切にしています。

私たちが望む関係は、「支援を必要とする方々が安心して過ごすことのできる居場所や人間関係が身近にあり、困ったことがあれば、被支援者や支援者関係なくお互いに支えあうことのできる関係」です。リバちぃ事業を通じて地域の親子へ届けたいのは、以下の3つです。

  「親御さんが相談できる場所と相手」
  「基本的な生活習慣」
  「地域の交流・助け合い関係の構築」

これらを実現していく際に、リバちぃを利用する親子の精神的セーフティネットを今後も一層広げていくことが重要なポイントだと考えています。幅広い世代との家族体験や、一人ひとりが大切されていると感じることのできる、安心できる居場所づくり。当たり前の関係を築くことが難しい状況にある方々が、一人ひとりの尊厳を大切にし、安心して生活できることを目指しています。これまでにも、私たちJワールドは、

  • 松戸市の委託事業として、子どもの学習支援事業
  • 松戸市の委託事業として、中高生向けの将来の夢を育むワークショップの実施
  • 小中学校にて、子どもたちのキャリア形成に関する出前授業の実施
  • Jワールドの活動を対象とした研究の協力と大学側からの学生ボランティア受け入れといった大学教授との連携

といった活動を通じて、ひとり親・貧困世帯を含めた地域の親子への支援を続けてきました。「リバちぃ」では、これまでのJワールドの活動で構築された信頼関係のおかげで、学校や主任児童委員を通じていち早く各家庭に必要な支援内容の把握し、対応することができます。支えあいの輪を地域で広げ、一人でも多くの人が悩みや問題から解放されると期待しています。