2011年の東日本大震災直後から支援を始められた、「福島いのちの水プロジェクト」の安全な水配布に、2016年から1年に春夏2回ずつボランティアとして、毎回男子大学生を中心に10名前後のメンバーで参加しています。今年は3月4日~6日、9月9日~11日で行われました。
9月は流通経済のボランティアサークル・ファイアーファイターズから4人のメンバーが参加してくれました。
メンバーは自分達で食事を作り、寝食をともにして、現地の水道水(土中の放射性物質の濃度は、まだ高い数値にあり、水道水を通して放射性物質が摂取される可能性があります。)不安を覚える子育て中のお母さん方やご家族に、お声掛けしながら企業から提供されたペットボトルなどの安全な飲料を配り、また在庫整理や掃除などの肉体労働で汗を流しました。
最近ではあまり取り沙汰されていませんが、被災地・福島に行きボランティアをする中で現地の深刻な状況を目の当たりにしました。風評被害や、放射性物質が蓄積しやすい甲状腺がんの問題など、生きていく中で不安を抱える要因が多くあるとのことでした。
終了後、参加したメンバーに話を聞くと「今まで西日本豪雨災害など、被災地のボランティアに参加する機会があったが、こんなに主体的に動くことが出来たのは初めてだった。水を取りに来られた方とも立ち話程度ではあるが話ができた。ぜひ次回も参加したい」という声が挙がっていました。私たちができることは小さなことかもしれませんが、ボランティア活動を通し、支援を続けていきたいと思います。